田中角栄氏が総理大臣だった頃、私は大学生だった。あの人に感心させられた事がある。
「どんな凄い人と討論をしても負けなかったし、発言がぶれたりした事もなかった」
私は当初、
「田中角栄という人は小学校から専門学校という学歴しかないので、知恵もないだろう。ろくな事は言わないはず」
と思っていた。
だが、あにはからんや、
「東大出の学者だろうが、外国の要人だろうが、決してその知識でひけをとるような事はなかった」
現代の政治家とは大違いである。
それもひとつの分野に精通しているだけではなかった。
「あらゆる分野に精通していたのである」
他の政治家の十倍二十倍、努力した事が推測できる。
「田中角栄というと、ロッキード事件のイメージが強いが、政治にたいする探究心もすごかったのである」
この事現代の政治家は知っていただきたい。
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